西宮市の各分野で作られている事業計画などにリンクしています。

 

 グループワークA                  「市民が求める地域とは」 


 活動概要


日  時 平成19(2007)年12月14日(金)18:30〜20:30
場  所

西宮市役所東館801・802会議室

テーマ 「市民が求める地域とは」
ファシリ
テーター
小川雅由(LEAF事務局長)
条  件 市内在住、在勤在学者
参加者 22名
内容

グループワークA  
 前回のグループワークの結果を模造紙に張り出し、同じようなテーマで、19〜20歳の多様な地域から通っている女子大生(神戸女学院)が考えたプロセスと比較しながら前回のセミナーを振り返った。
結果として、「地域をつなぐコーディネーター」の重要性や、「地域の人間の流動化」等の課題が抽出された。また、地域の様々な課題や主体をつなぐ「エココミュニティ会議」の現状課題や進捗状況について、調整役として地域の窓口になっている環境都市推進グループの大成さんから報告を受けた。

     

 グループワークの内容


■ グループワークの結果 ■
■ 世代間のつながりや、働く世代の地域離れ、子どもの遊び場所などが課題になっていた。
■ 行政がイベントをつくる(交流の場の提供)や、地域の大人が意識を持って行動する
ことなどが意見としてあがっていた。
■ 旧新住民のコミュニケーションの不足や、どういう西宮でありたいのかというビジョンが不明だという意見、また、公共意識の低さ(ゴミの放置・野良犬)、地域リーダーの育成の必要性、地域外の人とのかかわり等課題や意見もあった。
 
■ 比較結果 ■
■ 学生のまとめは、概念で考えていて抽象的で、理想像を求めている。セミナーでまとめたものは、実体験が伴っているし、具体的で地域に根ざしていると感じた。
■ 地域の実態を知っている人がまとめたもの(地域住民の結果)と学生の素朴な案(グループワークの結果)が合わさると良いのではないか。
■ 学生がまとめたものは、単語でまとめられており、インパクトがある。頭に地域とのつながりが薄いので分類しやすいのではないかと思った。一方セミナー生のまとめたものは、文章で書かれており、それぞれの想いが伝わってくる感じがし、課題に直面しているからこそ分類しにくいのではないかと感じた。
■ 学生のまとめたポスターの真ん中に書かれているキーワードが、自分(学生)とのかかわりが深い言葉かな?と感じた。
「ボランティア」という言葉が無かったのに意外性を感じた。
■ 学生のグループワークの結果には、学生たちの意欲的な考えが表れている。その力が社会を変えるのではないか?と思った。
■ 学生のグループワークの結果を見て、「あいさつ」がキーワードになっていた。コミュニケーションの原点はまさに「あいさつ」なのではないかと思っていたが、そこに触れていた学生が居ることがうれしい。
■ 学生のまとめに、「悪いところは見ない」という記述があった。全体を見て理想がスローガン的に示されている。しかし、前回セミナーで行ったポスターには、悪いところを沢山指摘している。そのギャップが面白かった。
■ 学生さんにとって、学校で習うことの影響力が大きいことが感じとれた。
■ 前回セミナーでまとめたポスターは、何らかの解決策を念頭にもちながら悪いところを指摘していると思った。学生のまとめは、お互いの理解は深められたが、解決策はないと思う。
■ 大学の講義で、自活力判定を行ったことがある。そこで判ったことは、子どもたちは親の存在について大きくイメージを持っていた。よって、まだ守られているという感覚をもっていると思う。
■ 学生が、理想をもっているということが判った。
そこから沢山の意見があることに驚いた。
■ 多世代で、地域を理解するための情報を共有することが必要だと感じた。
■ 若い世代のモラルの悪さを感じている。しかし、挨拶の大切さとかちゃんと考えているんだなぁと思った。
■ 理想と現実の差はあるけれど大学生が出したキーワードとセミナー生からでたキーワ
ードがほとんど同じだと思った。学生は上手くまとめてあるが、実際の地域でも課題を出すだけでなく、まとめあげていく作業というのは必要だと思う。
 
■ エココミュニティ会議について ■
■ 地域の中でより良いエリアを構成していくのが、理想である。
■ 学文エココミュニティ会議では、複数の店舗を巻き込んだマイバック運動を行っている。
■ 浜脇香枦園地域では、小学校に焦点をあてた活動を展開している。
■ 塩瀬地区は中学校を巻き込んだフォーラムを展開しようとしている。
■ 甲東地区は、全国で始めての試みとして、ステーションごとのごみ減量を展開している。
■ 春風地区は、住宅地域ということもあり、子どもたちが自然に触れ合う機会を持たせることをテーマに展開している。
■ エココミュニティ会議をとおして感じることは、「共通言語を作ること」。意識のズレや、課題の違いを調整することが重要
 
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